産後に尿もれがあったり、尿意を感じにくかったりしたことはないでしょうか?
産後は赤ちゃんが通った産道の周りの筋肉が緩んでしまっている状態です。
その産道の周りの筋肉の集合体のことを骨盤底筋群と言います。
日頃は、尿や便の排泄の際に使う筋肉です。若い年代のうちは症状が出ない場合でも、その筋肉が緩んでしまっている状態のまま年月を重ね高齢者になったときに、尿もれの症状が出たり、子宮脱といって、膣から子宮がでてきてしまう病気になる方もいます。
自分が年を重ねたときに、尿もれで悩まされるのは、できるだけ避けたいですよね。そこで大切になるのが骨盤底筋体操です。
まず横になり仰向けになります。
両ひざを付けたまま膝をたてます。
その状態で肛門を閉じるように力を入れてみましょう。
力を入れたまま約5秒数えたら、また5秒休憩し、繰り返し行います。
最初は10回程度を目安に行い、徐々に回数を増やしていきましょう。
力を入れているときに、腹筋や太もも、お尻にぎゅうーと力が入ってしまっている状態はあまり好ましくありません。
出来るだけ、肛門や膣周辺に意識が向かうようにしましょう。慣れれば正座をしながらでもできるようになります。
ゆっくりとした深呼吸も、行いながらできるとさらに良いですね。どうしても、力の入れ方が分からなかったり体操の方法が難しい場合は、助産師や専門の方に相談してみても良いでしょう。
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